紀州釣りでチヌの特性を知る
紀州釣りでチヌを狙うなら、まずチヌの特性を知っておく必要があります。
チヌは普段どんな場所に住み、どんなエサを好んで食べ、どんな行動パターンで移動するのか、そしてそもそもチヌはどんな性格を持っているのか?
まず、チヌの生息域ですが、これはもう広く知られているとおり、河口や湾内など浅い海が主な生息域です。
特に汽水域と呼ばれる川の下流などは絶好のポイントです。
チヌの食性ですが、チヌは悪食と呼ばれるほど何でも食べる魚です。
好物なのはエビやカニなどの甲殻類、ゴカイやイソメなどの虫類、またエサの少ない時期は海藻類も好んで食べます。
チヌは主に海底付近のエサを捕食しますが、岸壁や磯際に付いている貝やゴカイなどを食べる時は、中層から表層近くまで浮いてくることがあります。

チヌの棲み家としてはテトラポッドの中など、自分の身を隠せるところに多く生息します。
また、海底に岩や海藻の点在している場所を好む傾向にあります。
チヌの行動パターンとしては、まず移動は海底の障害物や岸壁などに沿ってエサを求めて移動します。
潮の上げ下げと連動して、ほとんど決まった通り道を一日に何度も回遊しているようです。
多少は寄り道をすることもありますが、道を大きく外れることは少ないようなので、通り道をどれだけ正確に把握できるかが釣果を大きく左右します。
小型のチヌは数匹の小さな群れで行動する事が多いのですが、大型になればなるほど、単独で行動するようになります。
チヌの性格は、よく気難しい魚だと言われます。
他の魚に比べて非常に警戒心が強く、また神経質で臆病な魚です。
そのようなチヌの性格が、釣りそのものをより面白くしているのだと思います。
そんな神経質なチヌでも、エサを求めて活発に行動するときがあります。
それは、台風など大雨で濁った川の水が流れ込んだり、強風で海底の砂が巻き上げられたりして、海水が濁った時です。
濁りの中には、海底から巻き上げられたエビやカニ、ゴカイなどのエサが豊富にある事を本能的に知っていて、エサを求めて活発に動き回ります。
よく、台風などで海が荒れた後にチヌの大釣りをするのはこのためなのです

ところで私は、「チヌがチヌを呼ぶ」という言葉をよく使います。
チヌの数が少ないと、どうしても警戒心が強くなり、食いが悪くなります。
ところが、3匹、4匹とチヌが集まってくると、チヌがチヌを呼んでいるかのように、さらに多くのチヌが集まってきて、エサの奪い合いになります。
こうなると日頃は警戒心の強いチヌも、貪欲にエサにアタックするようになり、まるで別人のような食いっぷりを見せます。
数釣りの秘訣として、活性の悪いチヌは釣らずに、できるだけポイントに多くのチヌを寄せてから釣るようにすると、数が伸びるはずです。
チヌは音や光に対しても非常に敏感で、小さな物音でも驚いて逃げてしまうことがあります。
ただし、一日中同じような音がずっと鳴っている場合など、聞き慣れた音に対してはあまり気にしないようです。
紀州釣りではダンゴの着水音が結構大きいのですが、条件反射のようにこの「ドボン」という音に誘われてやってくるチヌも多いものです。
このように紀州釣りは、釣り人自身が意図的に濁りを作るなど、チヌの特性をうまく利用した釣法と言えるのではないでしょうか。
チヌは普段どんな場所に住み、どんなエサを好んで食べ、どんな行動パターンで移動するのか、そしてそもそもチヌはどんな性格を持っているのか?
まず、チヌの生息域ですが、これはもう広く知られているとおり、河口や湾内など浅い海が主な生息域です。
特に汽水域と呼ばれる川の下流などは絶好のポイントです。
チヌの食性ですが、チヌは悪食と呼ばれるほど何でも食べる魚です。
好物なのはエビやカニなどの甲殻類、ゴカイやイソメなどの虫類、またエサの少ない時期は海藻類も好んで食べます。
チヌは主に海底付近のエサを捕食しますが、岸壁や磯際に付いている貝やゴカイなどを食べる時は、中層から表層近くまで浮いてくることがあります。

チヌの棲み家としてはテトラポッドの中など、自分の身を隠せるところに多く生息します。
また、海底に岩や海藻の点在している場所を好む傾向にあります。
チヌの行動パターンとしては、まず移動は海底の障害物や岸壁などに沿ってエサを求めて移動します。
潮の上げ下げと連動して、ほとんど決まった通り道を一日に何度も回遊しているようです。
多少は寄り道をすることもありますが、道を大きく外れることは少ないようなので、通り道をどれだけ正確に把握できるかが釣果を大きく左右します。
小型のチヌは数匹の小さな群れで行動する事が多いのですが、大型になればなるほど、単独で行動するようになります。
チヌの性格は、よく気難しい魚だと言われます。
他の魚に比べて非常に警戒心が強く、また神経質で臆病な魚です。
そのようなチヌの性格が、釣りそのものをより面白くしているのだと思います。
そんな神経質なチヌでも、エサを求めて活発に行動するときがあります。
それは、台風など大雨で濁った川の水が流れ込んだり、強風で海底の砂が巻き上げられたりして、海水が濁った時です。
濁りの中には、海底から巻き上げられたエビやカニ、ゴカイなどのエサが豊富にある事を本能的に知っていて、エサを求めて活発に動き回ります。
よく、台風などで海が荒れた後にチヌの大釣りをするのはこのためなのです

ところで私は、「チヌがチヌを呼ぶ」という言葉をよく使います。
チヌの数が少ないと、どうしても警戒心が強くなり、食いが悪くなります。
ところが、3匹、4匹とチヌが集まってくると、チヌがチヌを呼んでいるかのように、さらに多くのチヌが集まってきて、エサの奪い合いになります。
こうなると日頃は警戒心の強いチヌも、貪欲にエサにアタックするようになり、まるで別人のような食いっぷりを見せます。
数釣りの秘訣として、活性の悪いチヌは釣らずに、できるだけポイントに多くのチヌを寄せてから釣るようにすると、数が伸びるはずです。
チヌは音や光に対しても非常に敏感で、小さな物音でも驚いて逃げてしまうことがあります。
ただし、一日中同じような音がずっと鳴っている場合など、聞き慣れた音に対してはあまり気にしないようです。
紀州釣りではダンゴの着水音が結構大きいのですが、条件反射のようにこの「ドボン」という音に誘われてやってくるチヌも多いものです。
このように紀州釣りは、釣り人自身が意図的に濁りを作るなど、チヌの特性をうまく利用した釣法と言えるのではないでしょうか。
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