紀州釣りの場所選びで大切なのは、潮の速さ、水深、風向き、海底などです。



まず潮の速さですが、川のように速く流れるところでは釣りになりません。
かと言って、潮が全く動かないところではチヌはなかなか釣れません。

ゆっくりした潮の流れがあるところがベストでしょう。


また、同じ釣り場でも、大潮や小潮など潮回りによっての流れが違います。

釣行前に満潮、干潮の潮止まりの時間も確認しておくと良いでしょう。



水深については、紀州釣りの場合、２～１０ヒロぐらいまでの釣り場を選びます。

深くなればなるほど釣りづらくなるので、３～５ヒロぐらいが釣りやすいです。


釣り場選びの際は、風についても考慮が必要です。風が強い日は風をまともに受けない釣り場を選びます。

特に真横から強い風が吹くと、道糸が引っ張られて仕掛けがどんどんポイントから離れていくため、なかなかチヌが釣れません。

釣り場によって、南風に強い釣り場とか、北風に強い釣り場というのがあります。
このあたりは事前に調べておくとよいでしょう。


海底については、紀州釣りの場合は砂地を選びます。
底を狙う紀州釣りでは、岩場などでは根がかりが頻発して釣りになりません。

最近は磯で紀州釣りをする人も多くなりましたが、この場合は岩の少ない砂地まで遠投して釣りをすることになります。

遠投が苦手な方は磯や岩場は向きませんので、漁港や防波堤などを選びましょう。