紀州釣りで大型チヌを釣る方法
秋も深まり、水温が低下してくると、
夏から秋にかけて猛威を振るっていたエサ取りも減って、
チヌの数釣りシーズンもいよいよ終わりを告げます。
そして冬の訪れとともに、一発大物狙いの紀州釣りに移行していきます。
紀州釣りで大型のチヌを狙うには、
小型の数釣りとは少し違った釣り方になりますので、その方法を一緒に考えてみましょう。

■小さいチヌをかわして大型を釣る
一般的なチヌ釣りでは『小さいチヌをかわす』方法として、「小さいチヌでは歯が立たないようなエサに変える」という釣り方をします。
例えば、落とし込み釣りでは、普通、【イガイ】というエサを使いますが、大きいイガイを使えば大型チヌが高確率で釣れるのだそうです。
特に、年無しクラスの大物狙いには5cmもあるイガイを使うという人もいます。
また、当時日本記録であった70,8cmの超ビッグサイズのチヌは、実はスズキ狙いの『イワシの泳がせ釣り』で仕留められました。
■紀州釣りで大きいチヌを狙う釣り方とは?
しかし紀州釣りでは、このようなエサが使える訳ではありません。特にイワシは無理です(笑)
なので『小さいチヌをかわす』というのは、非常に難しくなります。
したがって紀州釣りの場合は、『小さいチヌをかわす』のではなく、『大きいチヌだけを狙う』という方法になります。
それって、どう違うのかが少し分かりにくいですが・・・
『大きいチヌだけを狙う』には、釣り方そのものを変える必要があるということです。
一般に大型のチヌというのは、非常に警戒心が強く、小チヌやエサ取りの群れの中にまで入って来る事が少ないです。
また、ダンゴの着水音やエサ取りの動きにも敏感なため、ある程度活性が高くても潮下でエサが流れて来るのを待っていたり、ダンゴの煙幕の周辺をうろついている事が多いようです。
つまり、大型のチヌを狙うには、数釣りのようにドボンドボンとダンゴを投げ込むのではなく、ダンゴの投入間隔を長くするなどして他の魚を集め過ぎず、
さらにフカセ釣りのように潮下へサシエを自然に流す方法が効果的です。
朝一番や、一時間ほど休憩して釣り場を休めた後にいきなり大型チヌが来る事も多いですし、また、夕方のエサ取りが少なくなった時間帯や、干潮の潮止まりなど他の魚があまり動かない時間帯に高確率で釣れるなど、やはり他の魚との兼ね合いはかなり重要だと言えます。
■大型チヌの行動パターンを知る
一般に大型のチヌは、小型や中型のチヌのように群れを作らず単独で行動することが多いようです。
したがって、その警戒心の強さも小型や中型の比ではありません。
また、大型のチヌの場合は個々にテリトリーを持ち、毎日の行動パターンもほぼ決まっていると言われています。
彼らには住み家にしている場所があり、毎日同じような時間帯に同じような場所を移動するのだそうです。
仮にこの移動場所が特定できれば、警戒心の強い大型チヌといえども釣り上げる確率がかなり上がってくるのは間違いないです。
■大型が多い釣り場を選ぶ
最も簡単な方法は、大型チヌがよく釣れている釣り場を選ぶという事です。
通り道が分からなくても、大型チヌの潜む場所がある程度分かっていれば、その潮上にダンゴの投入点を設定することもできます。
大型チヌが潜む場所というのは、養殖筏の下、沈み根や海藻、係留している船の下など障害物の近く、テトラポッドの中、岩場などです。
また、あまり知られていませんが、漁港などの奥湾や、川の中のかなり浅いところなどにも大型チヌが潜んでいます。
チヌの通り道は海底のかけ上がりや、ミオ筋と呼ばれる少し水深の深い部分などですが、現実にはそういう場所を特定するというのがなかなか難しく、季節や水温などによってもその行動範囲がかなり変わりますので、やはり経験や情報が最も重要になります。
■タイミングを選ぶ
『荒れれば内湾』と言われるように、海が荒れた時には大型狙いの絶好のタイミングです。
海が荒れる事で、チヌの警戒心が薄れ、大型チヌが釣りやすくなります。
濁りの中にはゴカイやエビなどのエサが巻き上げられていることをチヌは本能的に知っていて、活発に行動するのだそうです。
波止の外向きが大荒れで釣りが出来ず、やむを得ず普段はあまり釣果のない内向きで竿を出して好釣果に恵まれたという経験が何度もあります。
また、冬場は来れば大型が期待できます、というか、小型はほとんど釣れませんので、寒さに強い方はチャレンジしてみて下さい。
冬場で狙い目となるのは、まず大きな河川です。和歌山で言うと紀ノ川や日高川などです。川のかなり上流の方でも大型のチヌが釣れるので、深場に落ちずに越冬しているのだと思います。
筏など水深のある釣場では、真冬でも大型のチヌが釣れます。
冬場のチヌは、朝から全く魚の反応がないような場合でも、午後になって突然時合いがやってくることがほとんどです。チヌの時合いも短いので1匹バラすと全てが台無しになってしまいます。油断せず太仕掛けで挑みましょう。
私は寒さには非常に弱いので、冬場は北西の風が緩んだ温かい日以外は釣りはお休みです(笑)
夏から秋にかけて猛威を振るっていたエサ取りも減って、
チヌの数釣りシーズンもいよいよ終わりを告げます。
そして冬の訪れとともに、一発大物狙いの紀州釣りに移行していきます。
紀州釣りで大型のチヌを狙うには、
小型の数釣りとは少し違った釣り方になりますので、その方法を一緒に考えてみましょう。

■小さいチヌをかわして大型を釣る
一般的なチヌ釣りでは『小さいチヌをかわす』方法として、「小さいチヌでは歯が立たないようなエサに変える」という釣り方をします。
例えば、落とし込み釣りでは、普通、【イガイ】というエサを使いますが、大きいイガイを使えば大型チヌが高確率で釣れるのだそうです。
特に、年無しクラスの大物狙いには5cmもあるイガイを使うという人もいます。
また、当時日本記録であった70,8cmの超ビッグサイズのチヌは、実はスズキ狙いの『イワシの泳がせ釣り』で仕留められました。
■紀州釣りで大きいチヌを狙う釣り方とは?
しかし紀州釣りでは、このようなエサが使える訳ではありません。特にイワシは無理です(笑)
なので『小さいチヌをかわす』というのは、非常に難しくなります。
したがって紀州釣りの場合は、『小さいチヌをかわす』のではなく、『大きいチヌだけを狙う』という方法になります。
それって、どう違うのかが少し分かりにくいですが・・・
『大きいチヌだけを狙う』には、釣り方そのものを変える必要があるということです。
一般に大型のチヌというのは、非常に警戒心が強く、小チヌやエサ取りの群れの中にまで入って来る事が少ないです。
また、ダンゴの着水音やエサ取りの動きにも敏感なため、ある程度活性が高くても潮下でエサが流れて来るのを待っていたり、ダンゴの煙幕の周辺をうろついている事が多いようです。
つまり、大型のチヌを狙うには、数釣りのようにドボンドボンとダンゴを投げ込むのではなく、ダンゴの投入間隔を長くするなどして他の魚を集め過ぎず、
さらにフカセ釣りのように潮下へサシエを自然に流す方法が効果的です。
朝一番や、一時間ほど休憩して釣り場を休めた後にいきなり大型チヌが来る事も多いですし、また、夕方のエサ取りが少なくなった時間帯や、干潮の潮止まりなど他の魚があまり動かない時間帯に高確率で釣れるなど、やはり他の魚との兼ね合いはかなり重要だと言えます。
■大型チヌの行動パターンを知る
一般に大型のチヌは、小型や中型のチヌのように群れを作らず単独で行動することが多いようです。
したがって、その警戒心の強さも小型や中型の比ではありません。
また、大型のチヌの場合は個々にテリトリーを持ち、毎日の行動パターンもほぼ決まっていると言われています。
彼らには住み家にしている場所があり、毎日同じような時間帯に同じような場所を移動するのだそうです。
仮にこの移動場所が特定できれば、警戒心の強い大型チヌといえども釣り上げる確率がかなり上がってくるのは間違いないです。
■大型が多い釣り場を選ぶ
最も簡単な方法は、大型チヌがよく釣れている釣り場を選ぶという事です。
通り道が分からなくても、大型チヌの潜む場所がある程度分かっていれば、その潮上にダンゴの投入点を設定することもできます。
大型チヌが潜む場所というのは、養殖筏の下、沈み根や海藻、係留している船の下など障害物の近く、テトラポッドの中、岩場などです。
また、あまり知られていませんが、漁港などの奥湾や、川の中のかなり浅いところなどにも大型チヌが潜んでいます。
チヌの通り道は海底のかけ上がりや、ミオ筋と呼ばれる少し水深の深い部分などですが、現実にはそういう場所を特定するというのがなかなか難しく、季節や水温などによってもその行動範囲がかなり変わりますので、やはり経験や情報が最も重要になります。
■タイミングを選ぶ
『荒れれば内湾』と言われるように、海が荒れた時には大型狙いの絶好のタイミングです。
海が荒れる事で、チヌの警戒心が薄れ、大型チヌが釣りやすくなります。
濁りの中にはゴカイやエビなどのエサが巻き上げられていることをチヌは本能的に知っていて、活発に行動するのだそうです。
波止の外向きが大荒れで釣りが出来ず、やむを得ず普段はあまり釣果のない内向きで竿を出して好釣果に恵まれたという経験が何度もあります。
また、冬場は来れば大型が期待できます、というか、小型はほとんど釣れませんので、寒さに強い方はチャレンジしてみて下さい。
冬場で狙い目となるのは、まず大きな河川です。和歌山で言うと紀ノ川や日高川などです。川のかなり上流の方でも大型のチヌが釣れるので、深場に落ちずに越冬しているのだと思います。
筏など水深のある釣場では、真冬でも大型のチヌが釣れます。
冬場のチヌは、朝から全く魚の反応がないような場合でも、午後になって突然時合いがやってくることがほとんどです。チヌの時合いも短いので1匹バラすと全てが台無しになってしまいます。油断せず太仕掛けで挑みましょう。
私は寒さには非常に弱いので、冬場は北西の風が緩んだ温かい日以外は釣りはお休みです(笑)
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