紀州釣り-正しい仕掛けの流し方

chinucha

2015年03月14日 19:07

紀州釣りでチヌを狙う時、正しい仕掛けの流し方があるのをご存じでしょうか?

特に流れのある釣り場では、仕掛けの流し方が間違っていると、チヌはまず釣れません。




■正しい流れを読む

ダンゴが割れれば、あとはチヌが食い付くのを待つだけです。

ところが、いくらチヌがエサを食おうとダンゴの回りに近づいていても、その近くにエサがなければ食うことはできません。


実は、正しい仕掛けの流し方が出来ていないと、ダンゴから飛び出たサシエはあっという間にとんでもない方向に流され、チヌのポイントから外れてしまいます。

こうなってしまうと、せっかく頑張ってチヌを寄せても、多くのチヌを釣る事ができません。


チヌをより確実に釣るためには、チヌが食いやすいように仕掛けを流してやることが大切です。



紀州釣りの場合、サシエは海底付近の流れに乗り、底を這うように流れていくのが普通です。

そしてその流れの先に必ずチヌはいます。


ところが、もし仕掛けが上層の潮に乗ってしまい、その仕掛けに引っ張られ、サシエが底の流れと正反対に流れてしまうとどうなるでしょう。


まずチヌは釣れません。



たとえば、フカセ釣りで最も大切なことは、仕掛けをうまく潮に乗せることです。

しかし、海では普通、複数の潮の流れが存在し、それが釣り人を惑わせます。

重要なのは、乗せるべき潮を正確に読み、正しい流れに仕掛けを乗せることなのです。

仕掛けが乗った潮の先にマキエが効いていなければ、意味がないのです。





■基本はハリス先行

釣りの基本はハリスを先行して流すことです。

道糸が先行してしまうと、仕掛け全体の張りがなくなってアタリが分かりづらいだけでなく、魚の食いそのものが極端に低下します。

ハリスが先行するということは、言い換えればサシエに近い潮、つまり海底付近の潮にうまく乗っているということです。

つまり、ハリスをうまく先行させれば、チヌのポイントをより正確に攻めることができるというわけです。


ハリスを先行させるには、道糸を含めた仕掛け全体の抵抗を少なくしてやる必要があります。

そのためには、ウキや道糸を、海底の流れと逆行する風や、上層の潮などに引っ張られないように工夫しなければなりません。

ダンゴ投入時、ウキや道糸を風上や潮上に持っていくように竿を操作し、仕掛けの抵抗を減らすような工夫が必要です。


また、逆の考え方として、ハリスを太くしてハリスの抵抗を増やし、海底の潮に乗りやすくすることもひとつの方法です。

イメージとしてはハリスを水中ウキのように使うということです。


単純に「ハリスを細くすれば魚が釣れやすい」と思っている人もまだまだ多いようですが、釣り全体についてもっと深く考え、仕掛けや釣り方の工夫をする事で、釣果はもっと伸びるはずです。


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